2025年12月のGoogleコアアップデートについては、海外のSEO専門家の間でも「例年とは明らかに性質が異なる」とする見解が多く見られました。
特に注目されたのは、順位変動の大きさはもちろんですが、Googleのアルゴリズムの評価基準が示した方向性です。
本記事では、2025年12月のGoogleコアアップデートを、個別のSEO対策や順位変動の話としてではなく、Googleが何を評価しようとしているのかという視点で解説します。
2025年12月のGoogleコアアップデート概要
- 2025年12月11日に開始されたGoogleコアアップデートは、2025年で3回目かつ最大規模の更新
- 検索順位とコンテンツ評価の基準において「歴史的な転換点」と位置づけられる
- 評価軸は「情報の質」から「責任の所在」へ明確にシフト
何が起きたのか?2025年12月のコアアップデートの位置づけ
2025年12月のGoogleコアアップデートは、単なる順位調整ではなく、検索評価の前提条件そのものを更新するアップデートでした。
海外の計測ツールや有識者の分析では、世界中のウェブサイトの40〜60%が何らかの順位変動を経験したと報告されています(ALM Corp, 2026)。
注目すべきは変動の大きさではなく、どのようなサイト・コンテンツが影響を受けたのかという点です。
2025年12月のコアアップデートの影響
- SEMrushのボラティリティセンサーが2025年最高値「8.7/10」を記録
- 12月13日と12月20日(いずれも土曜日)に大規模な順位変動が発生
- アフィリエイトサイトの71%、健康・YMYL領域の67%、Eコマースの52%がマイナス影響
- Core Web VitalsのLCPが3.0秒以上のサイトはトラフィック損失が23%増加
評価軸の移動:ページ単体から「責任主体」へ

今回のアップデートを通じて見えてきたのは、評価の中心がページ単体の完成度から、その情報に誰が責任を持っているのかへと明確に移動している点です。
従来のSEOでは、
- 網羅性
- 内部構造
- 被リンク
といった要素が、ページ単位で評価されてきました。
一方、2025年12月以降は、
「この情報は誰が書いているのか」
「その人物や媒体は、過去にどのような発信をしてきたのか」
といった、文脈を含めた評価がより強く作用しているように見えます。
その結果として、
- 内容自体は大きく変えていない
- 技術的な問題も見当たらない
にもかかわらず、評価が変わるケースが増えました。
E-E-A-Tは「強化」ではなく「全ジャンル」へ

今回のアップデートで「E-E-A-Tがさらに重要になった」と表現する声も多くありますが、より正確にはE-E-A-Tの考え方が特定領域から全ジャンルへ広がったと捉えるべきでしょう。
これまでE-E-A-Tは、医療・金融などのYMYL領域で特に重視されてきました。しかし今回のアップデートでは、レシピ、レビュー、テック情報、エンタメなど、ほぼすべての分野で「経験」「専門性」「信頼性」が評価の前提になっています。
中でも「Experience(実体験)」の基準が厳しくなりました。
たとえば「私はこれ使ってみました」といった一人称表現だけでは不十分で、「本当に体験した」「本当に使った」と証明できる実体験(Demonstrated Experience)が求められています。
- 独自の写真や動画などの視覚的証拠
- メーカー公式にはない独自の測定データ
- 実際に使ったからこそ分かる予期せぬ課題や失敗談、特殊なケース
こうした具体的な「個人の体験の痕跡」がなければ、AIや他サイトの情報をまとめただけとみなされ、評価されにくくなっています。
SEO対策が効きにくくなった理由
こうした変化の中で、従来の「SEO対策」が以前ほど効かなくなっています。
理由は単純です。今回の更新はテクニックで調整できる範囲ではなく、評価の前提そのものを変えたからです。
- 記事を少し書き直す
- 構造を微調整する
といった従来のような対応だけでは、評価の軸と噛み合わないケースが増えています:
また、技術的要件(Core Web Vitals)が「加点要素」から「最低条件」へ変化したことも見逃せません。
LCPが2.0秒超、INPが150ミリ秒超のサイトは、コンテンツの質にかかわらず、競合より20〜30%深刻なトラフィック減少を被る傾向が確認されています(ALM Corp)。
必要なのは個別ページの最適化ではなく、「どのような立場で、何について発信しているのか」という全体設計の見直しと、技術基盤の底上げです。
まとめ:順位ではなく「評価の考え方」を見る
2025年12月のGoogleコアアップデートは、順位変動を追うだけでは理解しきれない更新でした。
重要なのは、評価の考え方がどう変わったのかを捉えることです。
- 何が評価され、何が評価されなくなったのか
- AIによる情報収集が進む中で、Googleはどんなソースを引用したいのか
現在、検索の約33%をAIエージェントが占めており、AIに「信頼できるソース」として引用されること(LLMO/GEO)の重要性が急速に高まっています(SEJ)。
もし今回のアップデートを経て、こんな状況なら、設計から見直す必要があります!
- 記事を直しても評価が戻らない
- 検索意図は合っているはずなのに、AI検索に拾われない
- 情報はあるのに、うまくAIに伝わっていない気がする
これらは「何を書くか」ではなく「AIにどう伝えるか」の問題です。
実際の改善で必要なのは、リライトで文章を増やすことではなく以下のような改善です。
- AIが正しく理解できる構造に整える
- 「本当に体験した」と示せる証拠を追加する
- 誰が何の専門家として発信しているのかを明確にする
こうした設計レベルの見直しを、個別記事のリライトとして進めると、かえって評価を下げることがあります。
集客ジョーズでは、SEOコンサルタントとして全体を確認した上で、「本当に直すべき部分」だけを改善する形で支援しています。
アップデート後の対策やLLMO(大規模言語モデル最適化)の進め方に迷っている方は、お気軽にお問い合わせください。